2007年02月17日

ブログらしいブログって何だろう。。

Web2.0の観点では、時系列の構造がサーバに入り、メンテしやすく、
何よりも思い立ったらすぐ書ける、つまりコンテンツを人間の脳、
感性から引き出しやすくする仕組み、でしょうか。

※今こうして、この場ならではのコンテクスト(文脈、背景)を
 頼りに短時間で書き始められているのもその1つの証拠。
 ある段階で、手作業、もしくはツールで、staticな頁に
 移しちゃっても全然オッケーなはずですね。この意味では。

一歩進んで、企業で使うブログは、社員の本音を上司がとことん
引き出すため、、みたいな社内利用の側面が語られたり、
ECで商品のオンラインカタログを毎日更新するのに便利、
という即物的なご利益が語られたりします。

それを超えて、CRMで顧客と心の交流ができるレベルまで
コンタクトの親密さを増すツールとして、山崎秀夫さんは
SNSのメリットを語り、事例を紹介しておられます。

では、一方から発信するだけのブログではどうなんでしょうか。
1つの答えが見つかりました。ANA Hotelsの沖縄ブログです:
http://concierge.anahotels.com/okinawa/page/cat57/index.html

沖縄の魅力を宣伝しているのには違いないのですが、
短いメッセージながら、あくまで個人の視点で、
読み手を「主観的な」態度に引き込むのに成功していると思います。
「うちなんちゅう」の自分と沖縄の関係って何だろう、と
深く内省始める人も出てきそうです。

Mixi日記には以下のようにコメントしてみました。
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2006年01月29日 18:19 nomuran

http://laguna.okinawa-joho.net/blog/index.html より:

2006年01月20日 桜が咲きました!
全国的には例年より雪も多く寒い日が続いているなか、沖縄ではもう桜の季節となりました。
リュウキュウ緋寒桜は、ソメイヨシノやヤマザクラに比べて濃いピンクの花をつけ、亜熱帯の雰囲気を漂わせる桜です。
ラグナ正面玄関前にも桜が活けられており、ロビーはすっかり春の色に染まっています。
今年の今帰仁城跡桜花見は1/15から、八重岳桜まつりは1/21から始まります。沖縄で一足早い春を感じてみませんか?

2006年01月29日18:24 nomuran
上の「ラグナ」ブログですが、ずばり劇場空間の様子をネットに発信している、といえますね。

実際に、自腹でこれから宿泊に行こう、という者にとって、自分がこの舞台の一部となり、ひょっとしたらブログに登場(写真、テキスト、音声・・)するかもしれない、という感覚は、従来のホテルに無かったものだと思います。

西洋近代ホテルは、プライバシーを守り抜き、ひっそりとお忍びで訪れる客を隠す存在。もちろん、プライバシーは十分守られることとは思います。しかし、従来にないオープンさを新たに兼ね備えることで、ホテル宿泊というサービス商品の属性が一部根本的に変貌する、ともいえそうです。

徹底した顧客参加、サービス商品の共同創造というアプローチは、Web2.0上のサービス商品の多くに共通する特性、といえそうです。
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通常のWeb pagesは、何らかの「結論」を書いている。
それに対して、ブログに書かれた内容は、「永遠のβ版」
On goingのコンテンツ、という了解があるのかもしれません。


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posted by Web2.0 at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記